静岡市葵区に無許可で造られた盛り土について、静岡県は12月中旬に行政代執行に着手することを明らかにしました。
葵区日向地区に無許可で盛り土を造った残土処分業者は、これまで県と静岡市からの原状回復命令や工事に着手するよう求める戒告書に応じてきませんでした。
このため県は、12月中旬に業者に代わって復旧工事をする行政代執行に着手することを明らかにしました。
盛り土からは、基準値を超える有害物質が検出されていて、地中に封じ込めるなどして安定化を図り、費用は全額業者に請求する予定です。
この業者は、杉尾地区にも無許可の盛り土を造成していて、こちらは6月から土砂を撤去する代執行をしていて、費用は12億円に上るということです。