静岡地検のトップ・山田英夫 検事正が袴田巖さんに直接謝罪する方針です。11月27日にも袴田さんの自宅を訪問する予定であることがわかりました。
58年前の事件で一度死刑が確定した袴田巖さんは、やり直しの裁判を経て2024年10月 無罪が確定しました。
この判決に対し検察組織のトップ最高検察庁の畝本直美 検事総長は「到底承服できない」と強い不満を表明していました。
その一方で県警の津田隆好 本部長は。
静岡県警・津田隆好 本部長:(10月21日)
58年間の長きに渡り言葉では言い尽くせないほどのご心労・ご負担をおかけし申し訳ありませんでした
津田本部長は10月21日、袴田さんと姉・ひで子さんを前に深々と頭を下げ謝罪しています。
弁護団によりますと、山田検事正は11月27日に自ら袴田さんの自宅を訪れ、審理が長期化したことに対する謝罪や袴田さんを犯人視していないことなどを伝えるものとみられます。
謝罪の場には姉・ひで子さんと弁護士も立ち会う予定です。