静岡県御前崎市の浜岡原発で11月6日、南海トラフ巨大地震による原子力災害を想定した訓練が行われ、職員が災害時の対応について手順を確認しました。
安全確保訓練は御前崎市で震度7の地震が発生し、4号機が自動停止、5号機からは使用済みの燃料が漏れ出すなど複数の原子炉で被害が発生したことを想定して行われました。
齊藤力公 記者:
こちらでは今回新設された原子炉各号機ごとのチームが、それぞれ情報収集や対策について話し合っています
浜岡原発では複数の原子炉が同時に被害を受けた際にも迅速に対応できるよう、2024年7月、原子炉ごとの対応チームを新設しました。
対策本部ではチームごとに分かれて情報収集にあたり、原因の分析や復旧対策などそれぞれの状況に応じて対応する手順を確認していきました。
中部電力浜岡地域事務所総括・広報グループ
榊原浩之 専門部長:
このような訓練を引き続き積み重ねて、地域 社会の方々に安心してもらえるよう緊急時対応能力の維持向上に今後も努めていきたい
中部電力は6日の訓練で見えてきた課題を今後に反映させ、緊急時の対応力を強化していく方針です。