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「とんでもない遅れ」静岡市長が静岡大の学長に苦言 浜松医大との統合・再編めぐり一方的に合意破棄

静岡市の難波喬司 市長は静岡大学の日詰一幸 学長が浜松医科大学との統合・再編を事実上白紙撤回した対応について、苦言を呈した上で魅力ある大学づくりを求めました。

静岡市・難波喬司 市長:
最先端の研究をされている方々は、はっきり申し上げると頭を抱え込んでいるんじゃないかと思う

強い口調で難波市長が苦言を呈したのは静岡大学と浜松医科大学との統合・再編をめぐる静岡大学側の対応についてです。

静岡大学・日詰一幸学長(2024年10月):
合意書につきましては今年度内をめどに一度リセットする

2024年10月、次期学長への再任が決まった静岡大学の日詰一幸 学長は、記者会見で浜松医科大との再編・統合について事実上白紙撤回す考えを示しています。

難波市長は「大学の自治の問題だと考えている」と前置きした上で、静岡大学への要望を口にしました。

静岡市・難波喬司 市長:
この4年間の遅れはとんでもない遅れだと思う。外部の競争的資金をとってくる時に大学の再編や連携は極めて重要な要素になりますが、それがリセットされるということ。静岡大学には魅力ある大学のために何をすべきかをぜひぜひ早く議論を進めていただきたいと思います

静岡市は県とともに静岡大学などと連携した海洋研究への取り組みを計画し、国の交付金事業として5年間で13億円が交付されます。

難波市長は、こうした競争的資金を獲得できるよう「様々な分野で連携を広げていきたい」と話していました。

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