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夢のつり橋の遊歩道は18日から通行可能に 「紅葉の季節になるので来て」観光施設も喜び 静岡

静岡県川根本町の観光名所・寸又峡で落石によって通行止めが続いていた道路は応急復旧工事が完了し、10月18日に通行止めが解除されることになりました。周辺の観光施設からも喜びの声が聞かれます。

夢のつり橋

色づき始めた木々。寸又峡はまもなく紅葉シーズンを迎えます。

村田彬 記者:
こちらの夢のつり橋に10月18日から訪れることができるようになります。もう少し季節が進めば紅葉の絶景を見ることができるということです

落石で通行不能になった遊歩道(9月18日)

小松建太アナウンサー(9月18日) :
人の背丈や車よりも大きな岩でしょうか。大量に道路に流れ込み、完全に道路をふさいでしまっています

9月18日、川根本町の寸又峡温泉街から観光名所・夢のつり橋までの道路で落石が発生し、観光客など34人が一時孤立状態となりました。

けがをした人はいませんでしたが、寸又峡の観光の目玉夢のつり橋までの遊歩道が通行止めとなり、温泉街へは大きな影響が出ました。

現場を確認する川根本町・薗田町長たち

静岡市街地から車で2時間ほどの紅葉の名所としても知られる「夢のつり橋」。

町は多くの観光客が訪れる紅葉シーズン前の復旧を目指し、落石を撤去し保護柵を設置するなどの応急復旧工事を急ピッチで行ってきました。

そして17日、町長や職員が現場を確認し安全確保の目途が立ったとして、18日から通行止めを解除すると発表しました。

川根本町・薗田靖邦 町長:
紅葉シーズン前にこういう風に早く工事をしてもらったので、お客さんにはぜひ寸又峡に来てグリーンシャワーを味わってもらいたい

求夢荘・滝浪利枝 女将

村田彬 記者:
通行止め解除の発表を受けて、寸又峡周辺の観光施設からは賑わいが戻るのではないかという声が聞かれました

この地で約60年にわたり旅館を営んできた女将は。

求夢荘・滝浪利枝 女将:
(部屋が)空いているのを目の前にして温泉街がとても静かだったと実感していて、これをきっかけに紅葉の季節にもなるので、寸又峡という言葉を聞いて、皆さんが来てくれるきっかけになれば良い

白樺屋・大村初代 店主

地元の名産が並ぶ土産物店からも喜びの声が聞かれました。

白樺屋・大村初代 店主:
明るいニュースで喜んでいる。火が消えたように本当に人通りがなくて通る車は工事の車だけで、私たちも店を閉めてずっと草取りやっていた。客層が若者に変わってしまったのですが、お年寄りから小さいお子さんまで皆さんに来てもらいたい

夢のつり橋への遊歩道が通行できるのは午前8時から午後5時までで、当面の間は誘導員を配置し安全確保を徹底していくということです。

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