能登半島地震の教訓を学ひ万が一への対応に生かそうと、静岡県熱海市で宿泊施設の危機管理を学ぶセミナーが開かれました。
このセミナーは熱海温泉旅館ホテル協同組合が企画し、県内各地から宿泊関係者約180人が参加しました。
講師に招いたのは七尾市の老舗旅館・加賀屋の支配人です。
発災後すぐにバスの手配や道路状況を確認し、宿泊客約400人全員を翌日に帰宅させたことなどを紹介し、「利用客の安全を守るために地域の協力や日ごろの訓練が必要不可欠だ」と語りました。
加賀屋・道下範人 支配人:
いち企業・いち旅館でできるのは限られてますので、今回自分たちの被災をモデルケースとして、その地域・自治体全体でり取り組んでいくことが大事ですよと
参加した人たちはもしもに備え、必要な対応をあらためて考えている様子でした。
石川県によりますと能登半島地震では10月15日時点でも市町が開設している避難所や県が用意した二次避難所に計230人が身を寄せていて、9月には豪雨もありまだまだ支援というのも必要な状況です。