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10月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。2日の静岡県内は三島や天竜で最高気温が32℃を超え、18の観測地点のうち13の地点で真夏日となりました。
ただ、日中は暑い一方で朝晩は秋らしい気候の日もあって体調管理の難しさを感じます。
こうした夏から秋に移り変わる時期に出やすいのが「暑さ負債」による症状だそうです。注意点と対策を聞いて来ました。
「暑さ負債」とは?
「暑さ負債」とは聞き慣れない言葉ですが、夏の暑さや屋外と屋内の寒暖差などで疲労やストレスが溜まり、自律神経のバランスが崩れ 心身にさまざまな不調が現れることです。
その結果、朝起きられない、疲れが取れないなどの倦怠感、頭痛、お腹を壊すなどの症状が起きやすくなるそうです。
「暑さ負債」のチェックリストがあります。
スタジオの皆さんには事前にやってもらいました。
室伏アナウンサーは8項目中5項目にチェックが入っていますね。蓮見アナウンサーは2項目という結果でした。
「暑さ負債」について街の人たちにも聞いてきました。
村田彬 記者:
10月に入り暑さが和らぐ時間帯も増えましたが、街の人からは体の不調を訴える声が聞かれました
女性:
朝布団から起きて出かけるまでに体が重かったり、片頭痛じゃないけれどちょっと頭が重い感じ
女性:
(子供たちが)すごい風邪をひいて 私たち大人も疲れているので、子供の風邪を家族みんなでもらうようなことを繰り返している。これから(子供は)運動会などのイベントがあるので、元気な状態で過ごしたい。そこが気がかり
男性:
やる気がでないというのはけっこう感じる。できるだけ睡眠はとるように心がけている
暑さで7割が身体に不調
「暑さでいつもより身体の不調を感じたか」について、食品容器の会社(日本テトラパック)が全国の20~60代の男女100人に行ったアンケートによると、「7割の人が身体の不調を感じていた」という結果が出たそうです。
「暑さ負債」の対策は?
ひめのともみクリニックの姫野友美 院長によると「暑さ負債」対策には、たんぱく質、ビタミン、ミネラルをしっかり摂ることが大切だそうです。
体内で働く酵素はたんぱく質を摂取しないとできません。
また、暑さへの対応でミネラルも失われてしまいがちです。これらのものは体内に貯めておくことができないため毎日コツコツ摂取する必要があります。
そこで、おすすめなのが豆乳だそうです。
豆乳は料理にも使えますし、いろいろな味の豆乳飲料もあるので取り入れやすいと思います。
そして、ビタミンB1を多く含む動物性たんぱく質と一緒に取るとより効果的だといいます。豚肉やこれからの季節はブリなどもお勧めです。
日々の食生活を見直し「暑さ負債」を残さないようにしたいですね。