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週末のJリーグ静岡県勢の結果です。
J2の清水は優勝争いをする横浜FCとの直接対決で引き分けるも首位をキープ。J3・沼津も快勝で順位を4位にあげました。
一方、J1・磐田とJ2・藤枝は破れて、磐田は残留へ正念場が続いています。
清水は優勝争いの直接対決で引き分け
集まったファンやサポーターは5万5000人。J2の観客動員記録を更新した首位・エスパルスと2位・横浜FCとの国立決戦。
エスパルスは序盤エース・乾を軸に仕掛けますが、横浜FCも体を寄せてしたたかに守り、前半はスコアレスで折り返します。
すると後半11分、横浜FCは左サイドから中野のクロスに高橋、さらに跳ね返りをジョアン・パウロ。エスパルスの守備陣が見せた一瞬のスキを突かれて先制を許してしまいます。
しかし、直近2試合は逆転勝ちを収めているエスパルス。
23分に矢島・宮本・北爪の3人を投入すると、29分には原の縦への突破からカルリーニョス矢島とつなぎ、再び原が飛び込んで最後は宮本。
流れるようなパスワークによって同点ゴールを決めサポーターの期待に応えます。
その後も中村や宮本がチャンスの場面を迎えますが、逆転には至らず2位との直接対決は引き分けに。
それでも首位は譲らず、3位の長崎が敗れたため早ければ今週末にも2年ぶりのJ1昇格が決まる可能性が出てきました。
清水エスパルス・乾貴士 選手:
(観客が)たくさん入ってくれたので、その中でできたのはすごく楽しかった。あと勝ち点を積み重ねていけばJ1に上がれるので、下のチームにもプレッシャーになる。とにかく自分たちは1試合1試合勝てるように勝ち点3を目指してやっていくだけかと思う
磐田は敗れJ1残留へ正念場続く
J1のジュビロは、名古屋の堅い守備を前に効果的な攻めが出来ず、逆に後半は守備が崩れて2失点。
降格圏脱出の道筋はいまだ見えず、J1残留に向けて正念場が続いています。
藤枝は主力が退場 痛い連敗
また、大分と対戦したJ2のMYFCは持ち前のアグレッシブな攻撃で試合を支配しますが、前半43分に山原が相手を倒してPKを与えた上、2枚目のイエローカードで退場。
さらに後半にも失点を喫し、痛い痛い連敗です。
沼津は快勝 4位に上昇
一方、直近5試合で4敗1分けと昇格プレーオフに向け後がないJ3アスルクラロ。
後半7分、沼田のコーナーキックから津久井のこぼれ球を和田。実に19試合ぶりとなる今シーズン9ゴール目で先制します。
さらに18分、右サイドから津久井がクロスを入れると待ち受けた待井が中央に戻し、最後は沼田の豪快なシュート。
2対0と快勝したアスルクラロは順位を4位に上げ、リーグ戦最終盤での奮起が期待されます。