内縁の妻から頼まれて、静岡県伊東市の雑木林で本人の首を絞めて殺害した罪に問われている男の裁判で、検察は懲役3年を求刑しました。
起訴状などによりますと、東京都足立区の無職の男は(75)2024年5月、伊東市の雑木林で、内縁の妻から頼まれて本人の首をタオルで絞め窒息死させたとされています。
9月24日の裁判で、検察側は「定職に就かず経済的に困窮する中で、被害者と心中しようとした動機は短絡的。本人から頼まれたとはいえ結果は重大」と指摘し懲役3年を求刑しました。
一方、弁護側は男が病気を患っていた被害者を真摯に介護していたことや犯行を後悔し反省していることから執行猶予付きの判決を求めています。