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”袴田事件”再審公判 「(判決は)顔色をみて話をする」 9月26日の判決前に姉・ひで子さんが思い語る

これまで弟のため無実を訴えてきた姉のひで子さんはいま、何を思っているのか…。9月26日の判決を前に24日午後、胸の内を明かしました。

袴田巌さんの姉・ひで子さん:
今の気持ちって言ったって、もう58年闘ってますから、ごくごく平常心。あまり普段と変わらない。裁判だから、どうとかこうとか思ったってしょうがない。もう答えが出てるでしょうから、だから待っているだけ。

-どういうところに注目?

袴田ひで子さん:
全般的です。何をおっしゃるのか、裁判長が何とおっしゃるのか、それをともかく聞いていきます。気になっているということはありません。すべからくは気になっているというのはおかしいが、どういう結果になるのか、その結果次第。ともかく説明をしっかり聞いていきます

-どんな判決を望む?

袴田ひで子さん:
無罪判決を望んでおります。だけどやっぱり裁判ですから、決定を聞いてみないことにはわかりませんから、今は何ともいえない

-巖さんが逮捕されてから58年について

袴田ひで子さん:
58年たった、91歳ですからね。なるほどなと思うけど。だけどそんなに長い間というか、長い間闘ったには違いないが、40何年くらいは見えないものと闘っている。
闘ってたのか闘ってないのかわからなかった。だから日数とかそういうものは意識しない。もちろん58年といえば長い。いま考えれば長いけど、私はそんなに長いとは思っていない

-巌さんに判決をどう伝える?

袴田ひで子さん:
いま現在、巖の状況を見てあんな具合ですから。妄想の世界に入っている時に言ったってしょうがないから、巖が正常かなと思うような時に顔色をみて話をしようと思う。当たり前だってきっと言うと思う。私は巖が手紙に書いた通りの判決であってほしいと思うけど、そうすれば本当に巖に「あんたの言った通りだよ」って前にも言ったんですがね、そういうつもりでいます

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