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9月12日に告示され本格的に選挙戦がスタートした自民党総裁選は党員・党友しか投票できません。しかし、実質的には次の総理を決める重要な選挙として国民の多くが注目しています。
そこで総裁選について県民の声を聞いてみました。
光田有志アナウンサー:
ついにきょう(9月12日)自民党総裁選の告示日を迎えました。みなさんどのようなところに注目しているのでしょうか
県民:
やる気と言うか日本をよくしていきたいという気持ちの強い方になってほしい
県民:
いざという時、初動 最初の一歩を機敏に動いてくれる人が重要。大きい政策も大事だが一般市民には身近で起こることへの対策が一番身近に感じるので
県民:
(政治に)非常に悪い印象を持ってます。政策は大事だが、人間性として信用できる人になって欲しい
県民:
もう少し日本のこと考えてほしい。外国にお金を回したりするのが多い。日本の学生にやさしくしたりとか日本人向けの政策が欲しい
自民党の総裁選を受けて県民からはいろいろな厳しい声もあがっていましたが、総裁選の後には解散総選挙も近いとみる向きもあります。
-自民党の井林さん、細野さん。どう信頼回復につなげる?
自由民主党・井林辰憲 衆議院議員:
表も裏も厳しい選挙戦になると思うがその激しい戦いの根源はこの国を良くしたいという思いなので、その思いが伝わる選挙戦にしたい
自由民主党・細野豪志 衆議院議員:
謙虚になってやること。9人も出るので軽いノリになってやると全体に悪影響及ぼす。若手の一部に若干ある「自民党が政権を持っていて当然」という雰囲気は払拭しないといけない。その上で初めて政策を聞いてもらえる。信頼の土台が崩れているということを深刻に受け止めるべき
立憲代表戦は埋没している
-一方で、野党第1党の立憲民主党も代表選が告示され4人が立候補。23日に代表が決まる。榛葉さんは誰に代表になってもらいたい?
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
誰になってもらいたいと言う前に戦略がもったいない。自民党総裁選の後でないと代表戦は総裁選に埋没してしまう。それと同時に誰がなるかというよりも自民党も立憲民主党も同じですが、次の衆議院選挙、春の東京都議会議員選挙、夏の参議院選挙まですべて勝てる候補というのはそうそういない。
衆議院の若手はワッショイワッショイの雰囲気です。誰でもいいから新しい総理・総裁になって自分の選挙が勝てればいいと。
ところが参議院はまったく空気が違う。浮ついた総裁選で選ばれた総理で夏の参議院選挙がもつのかという危機感がある。本格的な総理を選ばなければというのが参議院の声です。野党も全く同じです。
私は泉代表は頑張ったと評価している。補選で3連勝して、都知事選は負けましたがこれは野田派の蓮舫さんと手塚さんが大失敗したのであって泉さんの責任ではない。政権交代できそうなタイミングで泉代表を変えると言うのは気の毒だと思う。
立憲民主党は仲間でもあり、選挙で争うライバルでもあるので代表戦は注視しています
-政権交代に向けて、立憲民主党の代表選では各候補者から国民民主党との連携の話も出ている。政権奪還に向けて野党連携についてどう考える?
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
それは立憲民主党の論理で、国民主党が立憲と分かれた理由がエネルギー政策や安全保障について“左”に行ってしまうので分かれたのだから、次の代表が方向転換して元に戻れるかと言う問題だと思う。そこは注視していきたい。国民民主党はぶれずにやっていきたい
ー野党として存在感を出すにはどうしたら?
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
パフォーマンスではなく愚直に対決より解決の姿勢で政策を訴えていくことだと思う
ー日本の大きな転換点にもなる可能性のある自民総裁選。県民にはどこに注目してもらいたい?
自由民主党・井林辰憲 衆議院議員:
非常に大きな選挙ですが、時代が変わりつつある中これまで変えられなかったこと、例えば自衛隊の憲法での位置づけ、選択的夫婦別姓などの課題に真摯に向き合う議論に注目して欲しい
自由民主党・細野豪志 衆議院議員:
1つは自民党の姿勢です。政策については経済政策ですね。経済を良くしないと実質賃金が上がらないので日本社会の持続性が難しくなってしまう。候補者によってアプローチの仕方が違いそれぞれ特徴のある主張を展開しているのでその点も注目して欲しい
何故こうなったかを忘れずに
ー鎌田さんが注目している点は?
ジャーナリスト・鎌田靖さん:
派閥の縛りが無く、候補者も多数出てこれまでとまったく違う総裁選になっていると思う。
メディアの取り扱いも大きく、国民の関心も総裁選に向かっていて自民党のしたたかさを感じる。
ただ、お祭り騒ぎになってはいけない、そもそも何故こうなったかを考えないと。
政治とカネの問題がスタートですから反省に立ったうえでそれぞれの政策やビジョンをアピールして欲しい。何故こうなったかという原点は忘れて欲しくない