台風10号の接近に伴う大雨などで、浜松市天竜区では8月26日に土砂崩れが発生しました。市が周辺住民を対象に避難指示を出すとともに、県が再発防止の対策を進めています。
落合健悟 記者:
土砂崩れの影響でフェンスがひしゃげてしまっているのが確認できます。土砂の勢いの強さが伺えます。また、現在は重機による土砂の撤去作業も行われています
26日午前0時頃、天竜区渡ケ島で「土砂崩れが起きている」と近くに住む人から浜松土木事務所に通報がありました。
県や市によると高さ約50m・幅約40mにわたって斜面が崩れましたが、ケガをした人はいませんでした。
一方で斜面の上にあった住宅の倉庫などが土砂とともに崩れ落ちたということです。
最上部の住宅に住む女性:
夜11時過ぎくらいに雨が小降りになった時があるんですけど、その時に外に出てみたところ、小屋が落ちかけていたから、もうこれはダメだなと思って
近隣住民:
(雨が強まると)やっぱり怖いよね、雨が降ればどこが崩れるかまだわからないので、被害も拡大すると思うのでそれが怖いよね
浜松土木事務所・田中慎也 課長:
明日(28日)からの台風に備えて、倒木の撤去、土砂の撤去、それに土石流が流れてきた時に土砂を受け止めるものの設置をきょう(27日に)できる限りやっております。
今後も大雨が予想されているため、市は周辺の4世帯7人に避難指示を出しています。