目次
静岡県内は8月23日未明、静岡市駿河区で1時間に93mmの猛烈な雨を記録するなど警報級の大雨となり、静岡市では一時避難指示が発令されました。
週明けからは台風10号の接近に警戒が必要です。台風の進路や必要な備えについて、小塚恵理子 気象予報士が解説します。
27~28日に西日本から東日本に接近・上陸か
小塚恵理子 気象予報士:
最新の進路予想を見ていきましょう。大まかな進路です。
このあと西寄りに進路を変えて、さらに四国の南海上で東に進路を変えてそのまま北上しそうです。
27日(火)から28日(水)にかけて、西日本から東日本に接近・上陸のおそれがあります。東側を通ると、静岡県内にも上陸する可能性があります。
また、西側を通ったとしても、台風を回って暖かく湿った空気が流れ込みますので、雨・風ともに強まって荒れた天気となりそうです。
気象台は「27日と28日に雨・風・波・高潮について警報を発表する可能性がある」とすでに発表しています。
今から必要な対策に取りかかっておく必要があります。
2022年にも台風で大きな被害
台風の影響で街に吹き荒れる暴風。雨もまた大きな脅威です。
2022年、静岡県内を襲った台風15号では3人が命を落としたほか、1万2000棟を超える住宅が被害を受けました。不自由な生活を長く続ける人も多く出ました。
台風が地震とは大きく違うこと、それは進路や勢力を事前に予測できる点です。
3日前から必要な行動の記入を
台風には3日前から備えることが重要とされていて、必要な行動を記しておくのが「マイタイムライン」です。
「薬を病院に取りに行く」「避難する時の持ち物を準備する」「携帯電話を充電しておく」など、済ませておく項目と合わせ 空欄に自分の行動を記入することができます。
マイタイムラインはアメリカ発祥で、2015年 茨城県で鬼怒川の堤防が決壊し4000人以上が孤立した事態を受け普及が進みました。
県内の市や町でも避難訓練の時などにマイタイムラインの大切さが伝えられてきました。
自分や大切な人を守るための備え。必要な防災用品は欲しい時には売り切れ、ガソリンスタンドは混雑…といった事態も考えられます。
こちらが静岡市がホームページで紹介しているマイタイムラインです。
来週の台風に備えて、情報収集や防災グッズの確認、予定のキャンセルの検討などが必要です。
さらに、自分や家族の生活に合わせ書き込みができるようになっているほか、いつ・どんなタイミングで・どんな行動をとれば良いのか、行動の例も書かれており、それを踏まえて自宅でどんな行動をしたらよいのか具体的に考えられるものとなっています。
自分が住んでいる地域にどんな災害リスクがあるのかということを改めて確認するきっかけにもなりそうです。
今回予想されている台風10号は非常に大きな影響が出るおそれがありますので、早めの備えをお願いします。