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またまたクマがシカ用のワナに…エサ不足?猟友会「かなり痩せている」 捕獲相次ぐも放獣の理由は? 静岡

静岡県富士宮市の山林に仕掛けられたシカ用のワナに体長1mあまりのクマがかかり、7月8日に山の奥へと戻されました。市内ではこうした事案が相次いでいます。

全長125cm 体重45kgのクマを捕獲

捕獲されたツキノワグマ

池田孝 記者:
今、クマが木に登っています

クマが見つかったのは山梨県との県境で、富士宮市にある山林です。

7日夕方、ワナの様子を見に来た猟友会のメンバーが発見し、8日午前8時過ぎに麻酔銃で撃たれ、眠らされたあと捕獲されました。

捕獲されたのはオスのツキノワグマで、全長125cm・体重45kg・3~4歳とみられます。

県内ではツキノワグマの狩猟は「自粛」となっているため、業者が人のいない山の奥へと戻しました。

エサないから?「錯誤捕獲」が異例の多さ

西富士山麓猟友会・藤浪庸一 会長

いま富士宮市ではシカやイノシシ用のワナに間違ってかかるクマの「錯誤捕獲」が相次いでいます。

7日朝にもツキノワグマが錯誤捕獲されていて、6月から数えるとこれで6頭目となります。

西富士山麓猟友会・藤浪庸一 会長:
例年はこんなことはない。ちょっと異例です。今までにこれほど多く「錯誤捕獲」でワナにかかることはない

猟友会によると、クマの「錯誤捕獲」は例年あるものの2024年は特に回数が多く、さらに捕獲される場所が奥山から身近な里山になっているということです。

西富士山麓猟友会・藤浪庸一 会長:
(クマの)個体もかなり痩せている。食べるものがないから、どうしても下りてきてしまう状況と思う

猟友会は、山に入る時はクマ対策をしてほしいと注意を呼びかけています。

環境省がクマ捕獲で新方針

専門家検討会(都内)

クマの目撃情報や被害は全国で相次いでいます。

こうした中、環境省の専門家検討会は8日、鳥獣保護管理法を改正し、市街地でのクマの銃猟が可能となる要件を条件付きで緩和する対応方針をまとめました。

環境省は次の国会で早期の改正を目指します。

これまでクマの生息域とされてこなかった場所にも出てきていることもあり、対策が急がれます。

クマに遭遇しないために

クマに遭遇しないために

クマに遭遇しないための注意点がこちらです。

まず、早朝と夕暮れです。クマが良く動く時間帯なので、山に入る時はこの時間帯は注意が必要です。

また、クマよけの鈴やラジオ、笛など音が出るものを用意して自分の存在をクマに知らせることが大切だということです。

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