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【園児バス置き去り死亡事件】「過去の判例より重い判決を」女児の父が怒り 審理終え7月4日判決へ 静岡

斉藤力公 記者:
3回目を迎えた裁判では千奈ちゃんの両親が意見を述べます。そのあと検察がどのような求刑を行うのか注目されます

被告に対する怒りと悲しみ明かす両親

6月13日の法廷

6月13日の裁判では、被害者参加制度を利用して裁判に参加している千奈ちゃんの両親が、元園長と当時のクラス担任に対する怒りと娘を失った悲しみを明かしました。

千奈ちゃんの母親:
家族4人で幸せに暮らしていくはずでした。すべてを奪った加害者を絶対に許すことはできません。実刑を望みます

千奈ちゃんの父親:
経験したことのない生き地獄の苦しみと恐怖を味わいながら千奈は亡くなったのです。過去の判例よりも重い判決が下されることを望みます

元園長は「最も重い注意義務違反を犯した」と指摘

6月13日の法廷スケッチ(イラスト:大橋由美子)

検察側は元園長に対し、「園児を確実にバスから降ろすという極めて基本的な注意義務に違反し、直接の原因となる最も重い注意義務違反を犯した」として禁錮2年6カ月を求刑。

当時のクラス担任に対しては「速やかに被害者の所在を確認していれば本件の結果を回避できた可能性は十分ある」として禁錮1年を求刑しました。

弁護側は寛大な判決求める

法廷(6月13日)

一方、元園長の弁護側は「一貫して『自分の責任である』と罪を認め、毎朝、事件現場で祈っていて反省している」と述べ寛大な判決を求めました。

また、元クラス担任の弁護側は「罪を認め『自分が連絡していれば』と反省している」と述べた上で、「事件はいくつもの事情が重なって発生していて園内のコミュニケーション不足も要因の1つ」と指摘し、執行猶予付きの判決を求めました。

6月13日の法廷スケッチ(イラスト:大橋由美子)

元園長の男と当時のクラス担任の女は裁判長から「最後に話しておきたいことはあるか」と問われると・・・

元園長:
一生償っていきたい。一生祈りを捧げていきたいという気持ちでいっぱいです

元クラス担任:
毎日、事件当日を思い返し自分の責任で申し訳ない気持ちでいっぱいです。千奈ちゃんとご遺族に謝罪の気持ちしかありません。本当に申し訳ございませんでした

判決は7月4日に言い渡される予定です。

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