ニュース

「価格は上げたくないけれど…」おにぎり店が困惑 コメも海苔も不作で高騰 静岡

2023年の猛暑やコロナ収束による外食需要の増加でコメの価格が高騰しています。コメだけでなく海苔も産地の不作で価格が高騰し、長年地域の人に愛されてきた静岡県下田市のおにぎり店も困惑しています。

おにぎり店「ふじ乃家」(下田市)

来店客:
「海苔べったり」と「まぜごはん」を1個ずつのセットを4つ作ってもらってもいいですか?

下田市の中心部で長年おにぎりを販売している「ふじ乃家」。

店頭にはタラコや高菜、まぜご飯など、おいしそうなおにぎりが並び価格も120円から140円とお手頃となっています。

来店客:
(Q.良く買いに来る?)子供の頃から大好きで50年以上の顧客です。美味しいし、特にまぜごはんが絶品。これは絶対食べてほしい逸品です

ふじ乃家従業員・細谷しげ子さん

午前9時の開店直後から大勢のお客さんがおにぎりを買い求めるため、正午近くには品薄になってしまう盛況ぶりです。

店では毎朝100個以上のさまざまな味のおにぎりを作り続けています。

ふじ乃家従業員・細谷しげ子さん(84):
「美味しい」と言って買ってもらえるとうれしいですね。小学校の時によく来たお客様が成人になってよそへ出てるでしょ。帰って来て「おばさんまだやってたの」って。「ありがたいね」って言ってくれますよ

ふじ乃家

しかし、ふじ乃家を経営する野田久実子さんは「おコメの値段も6月から(また)上がる。今後は海苔も上がるという事で、物価高はこちらのお店でも影響受けてます」と話します。

店では毎月250kgのコメを購入していますが価格は数年前から徐々に上がり始め、6月からはさらに10kgあたり200円の値上げが決まっています。

数年前と比べ約500円も上昇しているということです。

ふじ乃家経営・野田久実子さん

さらには、おにぎりに欠かせない海苔も不作で価格が上がっています。

長年愛されてきた味を守るためにも原材料の質を落とすことはできず、一方でおにぎりの価格を上げたくないため、悩む日々が続いています。

ふじ乃家経営・野田久実子さん:
50年近く続いてるお店で、地域にもおかげさまで根ざして営業を続けさせてもらってますので、本当になるべく(値段)上げたくない。だけどこの世の中の情勢見てると10円、20円くらい上げさせてもらうことも、もしかしたらあるかな。お客様にお願いしたいなということもあると思います

ふじの家

6月からは電気料金も上がることが発表されています。

電気料金は7月請求分から、国が負担軽減策として支給している補助金が終了することに伴い値上がりします。

使用量が平均的な家庭の場合中部電力は8691円で、前の月より346円、前の年の同じ月と比べ1746円値上がりします。

また、東京電力は8930円で、前の月より392円、前の年の同じ月と比べ1544円値上がりします。

1人あたり年間4万円が減税される定額減税も6月から始まりますが、物価高騰を心配する日々は当分続きそうです。

静岡のニュースを発信!静岡で何が起きているのか。これからどうなるのか?丁寧に詳しくお伝えします
  • BLOG
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube